FC2ブログ

福寿草 105~108話(最終話)

長い長い復讐劇が終わりを告げました。

最後の最後まで自分の犯した大罪を認めようとしないユラが、ほかの受刑者にリンチを受け、屈辱的な日々を送る中、最後のヨナへの復讐として自殺を図るが、それもかなわず、ユラの思惑通り孤独と絶望感に陥る姿。
そんなユラの落ちぶれ果てた様子を見て、復讐の終焉を迎えてもなぜか心に平穏が訪れないヨナは、息子テヤンの描いたユラの絵に自分の正直な心情をつづった手紙を添えてユラに送る。

かつて自分が追いやった刑務所内の癒される景色をヨナがユラに教えたその内容に、ようやくヨナの心情を追想することができたユラが、初めて口にした贖罪の言葉。
「ごめんなさい、ヨナ」。
この一言のために、心からヨナに謝るため、無期懲役にまでならなければ思い知らなかった哀れなユラ。
醜悪な化け物が憑き物が落ち、人間に戻った瞬間だった。

互いを陥れるための限りないたくらみの応酬の末、ユラが正気になったのが、ヨナの精一杯の赦しともとれる言葉だったというラストは大納得だった。

ガンウクのむごすぎる死を含め多くの犠牲者を出したユラの果てしない逃走劇は、テヤン誘拐を思いつくことでヨナの前に現れ、海でもみ合ううち溺れて捕まるというあっけない幕切れで終わりを告げる。
ところが、刑務所に入ってもすべてはヨナの仕組んだ策略のせいで自分は悪くないと言い張り続ける。

反省のない態度に出された判決は無期懲役。その宣告を受けるときにも法廷で大暴れ。もはや救いようがない。

ヨナはテヤンを取り戻し、仕事も大成功をおさめ、一見順調で幸せな日々を送っているが、平穏を取り戻すことができない心。
「人を憎むことは身を滅ぼす」刑務所でシスターに言われるまでもなく、ユラを許したいが、人生を狂わされた傷はあまりに深く、なかなか憎しみから解放されない。

許すとは言わないまでもヨナはユラの心に寄り添う手紙を書く。かつての自分と同じ立場に置かれたユラへの共感。
ヨナの手紙にあった場所に立ち、かつてヨナが眺めたと同じ空を仰ぎ見たとき、数々の犯罪をおかしてまでも手に入れようとした己の欲のむなしさに思いいたったように、涙があふれ出る。自分に会いたいといってくれる無邪気なテヤン。自分をわかってくれるヨナの存在。
生まれてはじめて口にした謝りの言葉。

「ごめんなさい」と許しを乞うことでユラ自身も救われたのではないでしょうか。やっとこれでユラも楽になれる気がします。

最後の方は声が枯れるほどの熱演だったイユリさんにお疲れ様でしたと言いたいのはもちろんですが、なんといってもこのドラマの立役者、影のヒロインはユラ役のユンアジョンさんではないでしょうか。
彼女の怪演、女性を捨てた体当たりの力演がこのドラマをうんと盛り上げてくれました。ここまで捨て身になれる女優さんってそういないと思います。
彼女が悪役としていろんなドラマにひっぱりだこなのもうなずけます。

このドラマで一番残念なのは、なんといっても報われない愛に生きたガンウクし。
彼の遺書になってしまったヨナへの手紙は今回最大の泣かせどころでした。
「はじめは見守るだけだった。そのうちいい人になりたくなった。でも結局何もしてあげられなかった。美しい福寿草を咲かせ、君だけの幸せを得るまで応援するよ」。
思えばガンウクがゾルバとして正体を隠し陰に日向に援助すればこそ、ヨナは思いっきり復讐に没頭できたのですものね。

ユンジェとの関係の描き方も最後は納得。ヨナを陥れる数々の罠をしかけるユラの正体に気づきながらも会社経営にかまけて怪物ユラをほおっておいた罪は深く、終盤ようやく妹の仇と確認してからの活躍も遅すぎるくらいだと横目に見てましたが、ヨナに「何十年でも待っている」と告白したユンジェのいじらしさは認めたいです。
そしてその言葉に飛びつかず、「待っていてもいいか?」との問いにうなずくとも拒否するともせずただ黙っていたヨナにも共感できました。

ガンウクの献身のことを思えばユンジェとそう簡単に幸せになるわけにはいかないですものね。

自分のせいでガンウクが亡くなったと自責の念にかられたテヤンの将来がちょっと心配。ユラも罪悪感の欠如は幼いとき、母が自分のせいで死んだと認めたくない強い拒否感からきたものだとわかったから。

やはり一番微笑ましく癒されたのはスエとテイルの結婚。誰か一組くらい幸せなカップルが最後をしめてくれなくちゃ。
可愛いスエちゃんとテイルがいつまでも幸せに暮らせますように。

スエちゃん役のミンジヒョンちゃんの更なる活躍を祈りつつ、一大復讐劇の名結末を真摯に受け止めたいと思います。





スポンサーサイト



Posted by まりあんぬあしゅー on 28.2013   0 comments   0 trackback
Category :福寿草

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://marianneasyu.blog.fc2.com/tb.php/6985-1bc04821

プロフィール

まりあんぬあしゅー

Author:まりあんぬあしゅー
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR