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シンドローム 最終話

とても納得のできるいい終わり方でした(*^^)v地味ながらキャラ設定にぶれがなく骨太なストーリーで秀作だと思います。もちろん医学的論理的には手術中に脳神経を細工して人の運命を左右するなど決して許されないし荒唐無稽なことでしょうけれど、全くの虚構だと知ったうえで医師の傲慢さと謙虚な姿勢を問う意味では面白く視聴できました。

人の生死を操れる自分を神だと信じる、悪魔に魂を売ったテジンの大罪を戒め、これ以上の犠牲者を出さないため妻のウニはわが身を投げ出して自身がテジンの犯罪の証人となるためにテジンに脳腫瘍の手術を行わせるように仕組む。

そのために協力する周囲の人々。ウニとソンジュンの息子ヨウク、テジンの実子ウニョン、父をテジンによって失明させられたヘジョ。長年確執のあったテジン妻ウニ、恋人をとられ汚名を着せられて追放されたソンジュン、ウニとのつながりの道具にされただけで、実は愛されていなかったうえに母に障害を与えられたヨウク、野心のために母とともに捨てられたウニョン、愛する父を盲人にされたヘジョ。
テジンに対するさまざまな恨み、憎悪、復讐心渦巻く中でウニの手術は冷静に行われていく。
ソンジュンはテジンの狙いが人格破壊にあるとみて、操作するつもりの脳神経を特定。手術中のヘジョに伝言。
計画通りテジンには電気メスをすり替えられて渡される。
幾度も確認しあい目で合図を送り合うヨウクたち。

手術が終わりウニは怒りを抑えられないように暴れだす。その姿を満足げに眺めるテジン。
ところがそれはウニのお芝居だった。テジンを油断させ数々の患者の犠牲のうえに成り立つ脳地図を完成させておいてから奪うつもり。
案の定テジンは血を分けたウニョンにその脳地図を託す。テジンが生涯で唯一愛した女性ウニョン母の居場所と引き換えに。しかも脳地図を開くパスワードはウニョン母の名前だった。

ためらいながらもその脳地図をソンジュンに手渡すウニョン。さっそくテジンの罪を追求するソンジュンとウニ。
信じた息子に裏切られたテジン。人体実験という大それた悪行が明るみになれば身の破滅だ。
テジンは覚悟を決めて最後にウニョン母に会いに行く。アルツハイナーに犯され施設に入っているウニョン母はテジンに向けた優しいまなざしと愛情だけは変わっていなかった。
ウニョン母を捨てたときから人間をやめた、それが全ての間違いだったと懺悔するテジンは帰り道に車をトラックに激突させ自殺を図る。

運び込まれたテジンの変わり果てた姿を前にヨウクとウニョン、ヘジョは力を尽くして彼の命を救おうとする。その結果脳死状態。
その哀れな姿を前に様々な感慨にふけり言葉をかけるウニたち。
もともとはウニのテジンへの復讐という私心からはじまったこと。けれどそれは多くの人たちを巻き込みテジンの暴走をくいとめるための壮大な計画になった。
父と信じてきた男に最後にかけられた「私の息子でもなんでもない、お父さんと呼ぶな」と冷たく言われ落ち込むヨウクにヘジョはひとつの提案をする。
ヘジョも父が盲目にされたと知った時テジンを殺したかった、具体的に殺す方法も次々に浮かんだ。
だがそれではテジンと同じ極悪人に堕ちること、そう思いとどまった。

今テジンにさせられるのは、多くの人の運命を狂わせた罪を償わせるため、臓器移植をさせること。
ヘジョからおもいもかけない提案を受け、ヨウクはさっそくテジンのもう一人の息子ウニョンに相談。二人でヘジョの考えを実行することにする。
せめてもの罪滅ぼしに。

「相談してくれてありがとう」「受け入れてくれてありがとう。」テジンというモンスターによって結ばれた息子二人が和解、心を許しあえた感動の場面は胸が熱くなった。

ウニョンは自分の呪われた運命に巻き込みたくなくてヘジョを遠ざけ、そのためにヘジョを必要以上に傷つけたことを謝るが、ヘジョが最後に選んだのはヨウクとともに立派な外科医に成長する道だった。

屈託のないヨウクより屈折し陰のあるウニョン派だった私はそこがちょっと残念。父を失い母が施設にいるウニョンに救いはないもの。
それに、テジンの死によって検察の捜査も中断、ウニョンが脳地図の存在を宙に放ったことでテジンの大罪がうやむやになったのは甘すぎるんじゃないかとも思ったけど。
人の罪をとことん追求せず、自身が歩むべき道正しい道を見つけ自分を信じて進むのがテーマのヒューマニズムドラマとしてはきれいなラストだったのかも。

見応えのある作品でした。



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Posted by まりあんぬあしゅー on 27.2013   0 comments   0 trackback
Category :シンドローム

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