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赤道の男17,18話

正直、16話まで静かに進行していて暗かった話が、17話で覚醒したかのように劇的展開を迎えた。
オムテウンしがまるで悪役のように敵を追い詰め、いたぶる姿、ゆさぶりをかけて動揺させ、歯向かってきたときに見せる獰猛さ。
私の中の陰湿な部分が刺激されたように、痛快だった。

特に、犯行現場を見ていたにも関わらず、絵画にだけその秘密を納めて、ジャンイルのために口を閉ざしていたスミを攻め立てる場面が秀逸だった。
スミの描いた絵を巡ってマスコミ公開で因縁の三人が一堂に会し、ソヌとジャンイルが被害者と加害者の立場を逆転し演技してモデルになりスミがその絵を描くという企画を立てる。
一連の動作が終わり、屋上に残されたソヌとジャンイル。ソヌがついにストレートに「なぜ俺を殺そうとした?」と
ジャンイルに詰め寄ると、ジャンイルは「お前をあの時殺しておくべきだった」と平然と言う。その言葉にカッとなったソヌは屋上からジャンイルを突き落とそうとするが、スミたちが止めに入る。
ジャンイルが助けられたあと、スミはソヌに許しを乞う。
でもソヌは「なぜ全て見ていて黙っていた?ジャンイルのためか?お前の父親は俺の親父を見殺しにして、お前は俺を見殺しにした。さすが親子だ。ジャンイルとは絶対に無理だ」と冷たく突き放す。

スミはジャンイルへの復讐をやめさせるために、ジウォンを呼び出す。ところがソヌの味方のジウォンはスミの頼みなど聞くはずもなく、「あなたは狂って当然で、殺されかけ失明させられたソヌさんは狂ってはだめなの?こんなことで彼の気がすんだとでも?まだ終わらない」。
ソヌにはジャンイルとお互いのためにもうこの辺で復讐を終わりにしてと言いながら、スミに頼まれると、きっぱりと断る。

ソヌの陰謀により追い詰められたジャンイル父は会長を脅し、スミ父を殺害しようと呼び出し、殴打。
ところが邪魔が入り計画は失敗。スミ父は助かってしまう。誰に襲われたのか克明に告げるスミ父。ジャンイル父は指名手配され逃げ場はない。
これ以上息子に迷惑はかけられないと、とうとう自殺してしまう。

今、ここで?ソヌに復讐されなければ何事もなかったように息子の出世を頼みに何食わぬ顔で生きていくはずだったのよね。
息子だけが生きがいで息子の立身出世しか頭になくそのためには殺人も脅迫もいとわない父親。
ソヌにジャンイルの出世の邪魔をする資格はないとまで言い放った愚かで浅はかな父親。
自殺しても同情はできない。ソヌ父を殺害してしまったことを最期まで反省も後悔も謝罪もしなかったもの。

無表情ながら耐えがたい恐怖と不安で心理状態が常軌を逸していくようなジャンイル。
ソヌはどうしたいのか。テジュが言うように復讐を楽しんでいるようにも見える。
そのソヌは自分の本当の父親が憎い敵、チン会長だと知り、ショックを受ける。

攻撃の手をゆるめることはないのかしら。チン会長が破滅するまで続けるのか。
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Posted by まりあんぬあしゅー on 11.2012   0 comments   0 trackback
Category :赤道の男

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