少女サムセン 120話

ジソンとグモクがそれぞれドイツとパリに旅立ってから5年の歳月がたち、二人は一緒に帰国。
グモクを迎えにきたのはドンウ。グモクは車の中でサムセンの消息を聞くが、「さあね、自分で聞いてみろよ」とあっさりしているドンウ。

ポン医院に到着すると、待ちかねていたサムセンが飛び出してきて、グモクと感激の再会。
じゃ、とまた車に戻ろうとするドンウに「え?食事もしていかないの?」とサムセンは尋ねるが、会議があるから無理とそっけないドンウ。
また新薬を開発したドンサム製薬は忙しいらしい。

ヘジュもグモクを歓迎。感慨深げに医院宅を見回すグモクだが、かつての父の部屋を見つめて決して出てこない父の幻影を想い涙。ポン院長はご先祖様の遺影の列に加わっていた。
サムセンがあなたの部屋で休んで、と指差したのはかつてのグモクの個室。またすぐパリに戻るんだから、とっておかなくていいって言ってるのに、とグモク。それを聞いて、また行くの?とサムセンは寂しそう。
すっかり姉妹らしくなっている。

ジソンも留学中一度も帰国しなかったらしく、実家で両親が大喜びで迎えていた。ポン院長もファン先生も亡くなってしまったが、サムセンが手厚く看護して二人ともいい最期だったとジソンに教えるジソン父。サムセンの名前を聞いても静かに微笑むだけのジソン。
皆の消息を教えてもらう。ジソン叔母ピルスンは本格的に作家になったという。
チャンシクはドンサム製薬で営業マンとして活躍。サムセン妹チャンヒは歌手としてデビュー、順調らしい。

ポン医院院長は今やサムセン。今日も足の立たなかった患者を鍼で歩けるように奇跡の治療中。医院の受付嬢は、下働きのおじさんとついに一歳とって、結婚したようで、高齢出産を心配しつつ臨月のおなかで働いている。
サムセンは受付嬢に「くれぐれも無理しないでね」と声をかけ、大学の教授に呼び出され外出。

今やサムセンもハンドルをにぎり車を運転している。途中ではっと思わず見入ったのはジソンの姿だった。懐かしく、今にもうるみそうな瞳で、車を止めひとしきりジソンが歩いていく様子を見つめているサムセン。
ジソンもまたサムセンと勉強デートした喫茶店を訪れ、サムセンとの思い出に浸っていた。

チャンシクとユニは結婚して、男の子を設けていた。田舎から姑が来る日。サムセン母が大荷物を抱えてやってくるが、孫はなついていない様子。それでもユニがお嫁に来てからいいことばかりだと可愛がるいい姑ぶり。
田舎で農業をしていてなかなかソウルにやってこれないという。

サムセンが帰宅すると赤ちゃんの泣き声。ジョンアーと甘い声をして家に上がると、「ママ、帰ってきたわよ」と赤ちゃんを抱きあげる。グモクも入ってきて、「姪っ子を抱かせてよ」とサムセンを「すっかり母親になっちゃって」とからかう。

帰国祝いにジソン、ドンウと会おうと言うグモク。お互いに様々な想いを胸に抱いて5年ぶりに集まる4人。
ジソンとサムセンは瞬時見つめ合うが、何事もなかったように友達として挨拶。
昔は楽しかったわね~というサムセンに「お前は変わってる。俺は思い出すとぞっとすることだらけだけどな」とドンウ。お前たちはどうだ?と聞かれ口ごもるジソンとグモク。一言では言えない経験をした4人。
それでも子供時代のことからサムセンが面白かったことを話しだすと、ぎこちない雰囲気が解けはじめ、口々に、あれは面白くなかった、あら、楽しかったわと語りあう4人。

同じポン医院に帰ってくるサムセンとドンウ。恋人、夫婦というより、子供の父親母親の顔の二人だが、ドンウはサムセンにずっと気になっていたことを聞いてみる。
「大丈夫か?ジソンと会って。」「うん、平気。」「5年前ジソンじゃなくて俺を選んだけど、理由を聞いてなかったな。どうして俺だったんだ?」
サムセンはそんなこと、とでも言うように「だって子供のころからずっと私を守ってくれたのはあなたでしょう?それ以来あなたが私の人生の支えなの」と笑顔で言うが、「それだけ?」と不満気なドンウ。
怒ったように部屋に入り、「ジョンアー、パパはジョンアだけいればいいよ。ママなんかいらない」とすねたようなことを言う。どうして怒ってるのかわからないサムセンは眠っていたジョンアを起こすドンウにあきれる。

ドンウは「あなたを愛していたから」と言ってほしかったのよね。愛の告白はしないまま結婚したっていうこと!?

ジソンはグモクに「あのとき僕があげたレコードを壊したのはなぜ?」と聞く。「それで私から離れたの?あの日に私とサムセンが入れ替えられたのを聞いたのよ」とグモクが言うと、どこにも行くな、そばにいろ、とグモクを抱きしめるジソン(???は?)
ジソンは、まさかと思うけどレコードを壊されたことでプライドを傷つけられて、自分を好きで自分の言いなりになりそうなサムセンに乗り換えたの?はぁ~?(・.・;)

ジョンア1歳のお誕生日パーティーがポン医院宅の庭で開かれる。招かれたジソン一家、サムセン母、チャンシク夫婦、ピルスン、ヘジュたちがみなにこにこと嬉しそうにドンウに抱かれたジョンアが選ぶものを見守っている。
ジョンアが筆やお金などある中から選んだのは高麗人参だった。さすがサムセンの娘だな、というジソン父の大声が合図のように皆が楽しげに大笑い。
ジソンとグモクも見つめ合って幸せそう。
そこにスケジュールの都合で遅れてきたチャンヒがチャンシク友人をマネージャーに従えて駆けつける。
歌手らしく新曲をジョンアのために、披露するチャンヒ。その上手な歌声にあわせて手拍子する面々。サムセン母は上機嫌で踊りだす。

ふとサムセンは宴の円のまわりに、今は亡きポン院長、ファン先生、ギジン、養父の幻を見る。
父たちもみな笑顔で手拍子をしながら、ジョンアの成長を喜んでいてくれるようだ。
今も守られていることを全身で感じるサムセン。
そこへ、急患の知らせか、宴途中で飛び出していくサムセン。ジョンアを抱いたドンウ、ジソン、グモクに見送られ、サムセン院長は明るく希望に満ちた未来に車を走らせるように、出発する。


じぇじぇじぇじぇーーー!!!な最終回(・.・;)(・.・;)(・.・;)
何それ!?
ドンウとサムセンが結ばれるのはいいとしても、ジソンとグモクはアンデーでしょう?
すんなり結ばれちゃ駄目でしょう!?
たった5年で幸せになっちゃ駄目でしょう?
いくらサムセンが許しても、ずっともっと一生裏切り苦しめた責めは負っていきていかなくちゃ。
ジソンなんて最後までまるで被害者みたいだったもの。傷つけられたけど、リハビリできました、みたいな。

細かい突っ込み、グモクが帰ってきたとき、トランクをサムセンに持たせたまま、お嬢様気分、使用人気分の抜けない二人が気に食わないわ。

5年の間に、どんなことがあったのか最終回でさらっと一言ずつ説明しただけ。ものたりなーい。ジソンとグモクのエピはいらないから、ドンウとサムセンが結婚するまでをもっとロマンティックに、ていねいに描いてほしかったわ。

ドンウはいいとこなしだったわね。最後の最後までサムセンがドンウに「愛してる」っていつ言うか、待ってたのに、肝心な言葉がないまま(+_+)
ジソンとグモクの前でドンウにはっきり言ってあげたかったわ。
苦しみから救ってくれてずっと守ってくれたあなたを愛してる、って。

それに!
殺人の加害者ギジンと被害者父がサムセンの妄想の世界とはいえ、仲良く並んで手を叩いて笑ってるって!(・.・;)
ないわ~。
韓国ドラマは復讐物でも、ラストは大概主人公の「赦し」できれいにまとまるものだけど、ここまで能天気な最終回って、見たことないですわ。

びっくり仰天のラスト。いろんな意味で記憶に残りそうなドラマになりました。アルムちゃん、お疲れ様でした。
今度はもう少し素敵な脚本のドラマに出演できるといいわね。
出演陣の今後の活躍を楽しみに見守っていきたいと思います。




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Posted by まりあんぬあしゅー on 16.2013   10 comments   0 trackback
Category :少女サムセン

少女サムセン 119話

ジソンは会いに来たサムセンに「グモクと一緒に留学に行く。だから待つな」と告げる。意外な言葉に耳を疑うサムセン。「なぜグモクと?」と思わず尋ねると「僕が出られたのはグモクのおかげだ。二人とももうここでは暮らせない。だから一緒に行くことにした。結局僕の運命はグモクだった。サムセンも僕のことは忘れて新しい道を歩いて」とジソンは説明。
サムセンは衝撃を受けながらも「一人より二人で行く方が安心だわ。気を付けて、元気でね」と涙をこらえ笑顔で別れを言うが、振り向いた途端顔をゆがめ、泣きながら去っていく。サムセンの後姿を万感の思いを込めて見送るジソンもまた涙ぐんでいた。二人が育みかけていた愛は、粉々に砕け散った今も、青春の美しい思い出として記憶にとどめることができるだろうか。

グモクを行かせることには反対のポン院長だが、「3年前は私が折れたから、今度はお父さんが折れて」「それに私がこの家にいたらサムセンが暮らせないでしょう」と説得されしぶしぶ承諾。
ぼんやりと庭のベンチに腰かけているサムセンに「許しをもらった」とグモクは報告。サムセンは「ジソン兄さんと一緒に行くんだってね」と聞いてみる
。実はグモクがジソンに頼まれたのは、一緒に留学するとサムセンに口裏を合わせてくれということだった。ウソをつくのは嫌だというグモクに、「そうでも言わなければサムセンはいつまでも僕を待つ。サムセンが待っていると僕が自由になれない」と頼み、グモクはサムセンのためならと承知。

そこで「ええ、そういうことになったの」とウソをつく。「じゃあ、兄さんもパリに行くのね」と納得するサムセン。

ユニは母にチャンシクとの結婚を反対され泣いていた。サムセン母が問題だと怒るジソン叔母。「あの人のせいで二人も犠牲になった。」と、絶対に許さないと怒る。そこでサムセン母も息子の意を汲んで「もしかした私のせいで反対するの?」と説得にやってくる。「あんたは死神だ。」とののしるジソン叔母に「私は田舎に引っ込むから、安心して」というサムセン母。

グモクとサムセンはすっかり仲直り。サムセンはグモクに縫ってもらったワンピースをまだ大事に着ていた。
あのときは本当に感動した、と打ち明けるサムセンに「事実を知らなければ友達になってたかも」とグモクも言い、サムセンは「友達にはなれなかったけど、姉妹になれたから嬉しい」とにっこり。

そんなサムセンにウソをついていることが心苦しく、グモクは真実を告げようとするが、押しとどめるサムセン。今更ジソンがグモクと一緒に行こうと、行くまいと、もうどちらでもいい。ジソンが自分を遠ざけたい気持ちはわかったから。

グモクは二人でやりたいことがある、とサムセンに教えてもらいながらポン院長のために料理を作る。
二人の娘に囲まれ、喜んで食べる院長。平和な食卓。そこへサムセン母から電話。
とたんに顔がこわばるグモクは緊張しながら家の外に出て、「何の用?」とサムセン母に尋ねる。
「外国に行くんだって?元気で行ってきて、病気するんじゃないよ。それだけ言いに来ただけだから」と告げる。
わかった、と振り向きもせずすたすた家に入るグモクをサムセン母は振り返り、心の中で「父親の分も幸せになれ」と祈るようにつぶやく。

グモクが旅立つ前の記念撮影か、ヘジュも入れて4人で和やかに写真を撮ってもらうポン院長たち。

院長は土地を取り戻し、ギジンの残したいくばくかの遺産はグモクに渡る手続きをする。
土地の権利書をサムセンに見せ、やりたいことがあると夢を語る。東洋医大を作りたいのだという。大学の教授に相談して協力するサムセン。

5年後空港に降り立つグモク。ジソンと一緒に帰国したらしい。

ドンウが院長に呼び出され、ポン製薬の社長になってくれないか、と頼まれる。ドンサム製薬を合併すればいいと言われるが、自分で興した会社を守りたいと、断るドンウ。
断られることは覚悟だったが、もうひとつ尋ねたいことがあるという院長。

院長に何を言われたのか、考え込むドンウの前に現れたサムセン。ドンウはサムセンに「俺が昔プロポーズしたとき、俺に何を言おうとしていたんだ?」と尋ねる。
今こそあのときの答えを告げるチャンスがやってきたサムセンは、果たしてどんな言葉をドンウにかけるのか。

・・・・・なんだか丸く収まってますけど、結局ジソンもグモクもサムセンを苦しめたことを謝らないままね。
それどころか、当たり前みたいにポン医院に居座り続けたグモク。自分がいたらサムセンが暮らせないからと、留学するのはいいとして、一度でも本当の実家、サムセン母の家に行ったらどうなのかしら。
相変わらずサムセン母には薄情な態度。何が許せないの?仮にも産んでくれた親でしょう。

サムセンをあきらめさせるためか、運命はグモクだったと言うジソンだけど、本心かも。心がきれいでまっすぐで明るくてまぶしいサムセンは自分とは釣り合わない、と思い知ったのかもしれない。
ずる賢くて冷淡同士のジソンとグモクがしょせんお似合いなのね。

ずっと負い目を感じるジソンより、本当にサムセンを幸せにしてくれるのは頼りがいがあって男らしいドンウの方ってことで、この物語は終わるかしらね。





Posted by まりあんぬあしゅー on 14.2013   10 comments   0 trackback
Category :少女サムセン

少女サムセン 118話

本日も荒れております。ご容赦を

つきものが落ちたように、おとなしくなりわめかなくなったグモクお嬢様だけど。サムセンに謝るでもなく頼むでもなく、上から「帰ってこい」と電話一本で命令。横柄な態度は相変わらず。ポン家に来てもいいよと許すのはグモクではなく、いてもいいのよ、とサムセンの方が許可をする立場でしょ?
そして、どうなったのかしらね~。みなさんお忘れのようだけど、サムセン父の死の真相。容疑者死亡のまま捜査は終了?ギジンの死に免じてサムセン兄は訴えを取り下げたか。
あまりにもあっけない、ありえなーい(・.・;)

ギジンはサムセン父のお墓の前で一人毒を飲み息絶える。

入院しているグモクが心配ながらも、ポン家では院長とサムセンが親子水入らずでサムセンの手料理の食卓を囲んでいた。
母譲りで料理が上手だと褒める院長。サムセンも実母のことが聞きたい。
だが、サムセンはグモクが落ち着くまで家に帰ってくるという。置いてきた家族が気になるし、と言い訳し、グモクを気遣う。

そんな幸せなひとときの空気は一本の電話によって破られる。ギジン死亡の知らせ。思いもよらない終焉にむなしくうなだれる院長とサムセン。
ドンウ、グモク、サムセン母、ジソン叔母。ギジンゆかりの人々はそれぞれの場所で在りし日のギジンをしのび、その壮絶な死を悼んでいた。

退院したグモクはかつてギジンが暮らした部屋に自分なりのやり方で、ギジンの魂をまつる。
「気に入らなくても我慢してね」すっかり穏やかになったグモクは、サムセンがいないことに気づく。
自分のために実家に戻っているとわかり、サムセンに電話。「帰ってきなさい」。サムセンは許しを得たようにほっと安堵する。

本屋によったグモクはジソンに遭遇。本屋の主人は昔語りに「待ち合わせかい?よくここで待ち合わせてたものだったな」と声をかける。複雑な思いが胸中を駆け巡る二人。かつては確かに思い合っていた、成就しなかった恋人たち。
お互いの消息を尋ね、二人とも留学を考えていることを知る。苦難を乗り越え、前に進むべくお互いに立ち上がったようだ。ジソンはグモクにあるお願いをする。

ジソン母はジソンの決意を聞き、「サムセンと結婚するってあんなに騒いでいたのに。今反対する人間も誰もいないのに、すべてを捨てて国を離れるなんて」と嘆き悲しむ。ジソン父は立ち直ろうと頑張っていることだけでも評価したい。

ポン医院に明日娘の結婚式に出たいが腰が痛くて立てないという患者がやってくる。サムセンに施術させる院長。サムセンはファン先生に習った通りに鍼をさし患者を治してあげる。

グモクとサムセンの花嫁姿が見たい、と急に駄々をこねはじめた院長は、サムセンに、ジソンとはどうなっている?結婚を約束したんじゃなかったのか、とせかす。
サムセンもジソンが気になりジソン家に電話。するとジソン母から「ジソンが留学するって言うの。あなたがジソンをとめて」と頼まれる。

ジソン宅を訪れるサムセンの前に現れたジソンに「留学するんですって?それもいいわ。帰ってくるまで待ってる」と言うが。ジソンは冷たく「一人で行くんじゃないんだ。グモクと一緒に行く」と告げる。
あまりのことに驚くサムセン。

・・・・ジソンがグモクに頼んだこととは、一緒に留学することにしてくれ、ということだったのね。
グモクの心がまだ自分にあるのを知っていてグモクには酷だし、よりにもよってグモクを利用して自分をあきらめさせようとするのはサムセンには残酷な仕打ち。
自分が悪者になってサムセンに新しい道を進んでほしい、という願いかもしれないけど。

今回もグモクはサムセンに謝らず。サムセンに優しくなったことで満足しろってことかしら。
それに、崩壊していたジソンにはとても無理だと思っていたけど、立ち直った今、改めてジソンはサムセンに裏切ったことを謝罪するべきじゃないかしら。
二人ともそれぞれサムセンに一度は頭を下げ、許しを乞うべきだと思うわ。
そうしてこそ、過去に決別し、新たに歩む資格が得られるというもの。
いつまでたっても使用人扱いのサムセンがみじめすぎて悲しいわ(;O;)
しょせん、自分の一言でサムセンなんかどうにでもなると心の奥で思っている傲慢なグモクとジソン。成長しないわね。

サムセンも周囲に遠慮しないで、堂々と胸を張って生きてほしい。



Posted by まりあんぬあしゅー on 12.2013   9 comments   0 trackback
Category :少女サムセン

少女サムセン 117話

ここのところの展開に不満な私。今日の回は特にずっと腑に落ちない気持ちで視聴。
毒舌感想になってますので、ご注意ください

グモクを追い出すとは何事!?と逆切れしたギジンは局長から奪ったピストルを取りだし、院長に向け「道連れにしてやる」と引き金に指をかける。とっさに院長をかばうサムセン。グモクはギジンにとりすがる。発砲された弾はグモクの肩を貫通。くずおれるグモクに「グモクー!」と声をあげ駆け寄る院長。その声で我に返るサムセンとヘジュも驚愕と恐怖の呪縛からとき、グモクの元へ向かう。
手当てを試みる院長とグモク。グモクは苦しい息の下からギジンに「もうやめて、これ以上やめて」と祈るようにつぶやく。
大事なわが娘、他人と取り換えても贅沢な暮らしをさせてやりたかったはずのグモクをわが手で撃ってしまったギジンはというと、皆がパニックになるなか、グモクの容態も確認せぬまま、そっとその場を逃げ出す(!)

チャンシクと交際していたことがついに両方の親に知れてしまったユニは、母に監禁される。一方のサムセン母は金持ちのユニをつかまえたチャンシクを「よくやった」とほめていた。これで自分の一生は安泰とばかりチャンシクに結婚に持ち込むよう発破をかける始末。

グモクがギジンに撃たれたという知らせはほどなくジソン宅にももたらされる。衝撃を受けるジソン母と叔母。初恋のギジンが「どこまで罪を重ねるのか」嘆き悲しむジソン叔母。そしてようやく部屋から出られるようにまで構築しはじめたジソンもまた、ショックを受ける。

ユニをぜがひでも嫁にしようとユニにご飯を進めご機嫌をうかがって取り入っている最中の、のんきなサムセン母にもジソン叔母から事件は伝えられる。

ドンウに電話をかけグモクの容態を聞くギジンは、ドンウから「命に別状はない」と聞き、ほっとする。「グモクに会いに行かないのか」というドンウに「捕まりたくないからな」と往生際の悪いギジン。

グモクが入院する部屋を訪れた院長。ヘジュがつきそっている。グモクは「おじさんを許して」と泣いて謝る。安心させるように幾度もうなずく院長。

殺人未遂の事件が起きていながら、誰も警察に通報するものがいなかったらしい。ふらふらと歩き回るギジンは、意を決した様子でポン医院を訪れる。
院長に頭を下げるギジン。「昨日はどうかしてました。すみませんでした。許してくれとは言いません。どうかグモクをよろしくお願いします」と謝罪。苦虫をかみつぶしたような表情の院長。
「娘たちから離れてくれ」とだけ言うとギジンも「もう離れようと思ってました」と答える。

院長宅を出るとサムセンと出会うギジン。サムセンは呼び止める。「グモクに会わないの?」。「どうして僕を呼び止めた。僕が憎いはずなのに」とギジンが問うとサムセンは「社長が私に言いたいことがあると思って」と言う。「ああ、そうだ。お前にも会いに行こうかさんざん考えた。でも会わす顔がなかったんだ。すまなかった。許してほしいとは思わない。ただすまなかった。罰を受けるから」と静かに謝るギジンに「自首するってこと?」とサムセンは言うが、頭を横にふるギジン。

サムセン母がグモクを見舞うが「追い返して」とヘジュに言い、顔を見るのもけがらわしいとでもいうように、背中を向ける。ギジンの堕落した姿を見ても反省の足りないグモク。たとえどんなに卑しくても、自分を産んでくれた母に親とも思えぬ仕打ちをいまだに平気でする。

病院前ですれ違ったギジンとサムセン母。「グモクに金をせびるんじゃないぞ。そんなことをすれば許さない」と宣告するギジンにサムセン母は「そんなこと絶対にしない。全部私のせいだと思えてならない。私が全て悪かった」と懺悔する。
ギジンとサムセン母のゆきずりの悪縁が産んだ悲劇。サムセン母が浮気さえしなければ。
けれどそんなふしだらな生まれのグモクが身代わりとしてサムセンのそばにいかなければ、ひょっとしてサムセンは元気にならなかったのだろうか。本当にグモクのおかげでサムセンは生き返ることができたのか。

グモクと対面するギジン。哀れな父。自分のため、自分を幸せにしようとして殺人者にまで落ちぶれ果て、手を汚して罪に罪を重ね、あまりに多くの人を傷つけ運命を狂わせた大罪人の父。
グモクは「一緒にパリに行こう。私のためにこんなことになった。一緒に逃げよう」と泣きながら訴えるが、ギジンはかぶりを振り、その申し出を断る。

ギジンは自分なりに皆に別れを告げ、サムセン父の墓前に向かう。サムセン父の魂に許しを乞い、取り出したお酒をを飲み干す。
そしてゆっくりと倒れていく。
サムセン父を殺害した毒を自分も飲んで罪を償ったつもりで死んでいくギジン。ただ罪から逃れただけの、卑怯な最期を選んだ最低のギジンの死。

・・・・皆の想いがグモクをいたわる方向に流れた展開が気に入らないわ。グモクは一番謝らなきゃいけない相手、サムセンのことはちっともなんとも思っていない。あと3話で納得のいく謝罪をするのかしら。
グモクが銃弾を受け、ギジンが自らの命を絶ったことで、綺麗にまとめたつもりかもしれないけど、ちっとも感動しない。
結局ギジンはなんの罰も受けなかった。あそこで仮にグモクが絶命していれば、激しい後悔と自責の念にかられるでしょう。
でもグモクは軽傷。幸いにして助かったのだから、じゃあ、せめて反省して自首して法の裁きを受ければまだ見ていて気持ちいいのに。グモクにも救いになるし、罪は犯したけれど、償う勇気のある父として記憶できる。
それとも悪人ギジンは、あくまで卑劣な最期を遂げさせることでギジンのキャラが完成なのかしら。
サムセン母に同情するわけじゃないけど、無知だからしょうがないのは理解できるから、グモクがいつまでも実母に傲慢なのが許せない気持ちになるわ。
それに、ドンウとサムセンを結ばせたいなら、衝撃を受けたサムセンにドンウが優しい言葉をかける場面を、一話に一シーンでもいいから入れてほしかったわ。誰が主人公だかわからない今回でした。
第一極悪人、重罪を犯したギジンをみんなが野放しにしてるって、信じられないわ。
昔馴染みだから見逃してるの?うまく逃亡してくれればいいとでも?院長はじめ、ドンウやサムセン、ジソン叔母にしても、ギジンへの情が少しでも残っているのなら、きちんと罪を償わせるべきじゃないかしら。



Posted by まりあんぬあしゅー on 11.2013   6 comments   0 trackback
Category :少女サムセン

少女サムセン 116話

暗く重いながらも、衝撃の展開で一気に物語が進みました。

狂気のギジン父子。

局長に銃口を突き付けられたギジン、万事休すかと思いきや、さすが悪人。追い詰められてもなお、「捕まればどのみち死刑だ。今ここで死んでも同じこと」と開き直り、「僕が死んだら帳簿が警察にわたる手はずになっている。そうなればあなたも終わりだ。帳簿を渡すから、拳銃を下してください」と交渉。
脅しに負け局長が力なく銃を持つ手を下しかけた隙を狙って、ギジンはそのピストルを奪い、逆に局長に突き付ける。
とにかく出国の手助けをしろ、と言うギジン。

グモクのヒステリー状態は続いたまま。サムセンに自分の居場所を奪われまいと必死の抵抗、わめきちらす。ヘジュはグモクに「院長とサムセンに謝って」と諭すが、「よくそんなこと言えるわね」と反抗。ヘジュは思わずグモクの部屋に駆け込もうとするサムセンを押しとどめ、「今はそっとしておいて」とかばう。
実のお嬢様のサムセンよりも、自分の手で育て、長年世話をしてきたグモクに愛情を持っているヘジュ。

ドンウはギジンが奪った土地は、小作人などの証言で院長のものと認定され、取り戻せそうだと院長に報告。
ギジンはあまりに重罪なので、極刑はまぬがれないだろうと、憂鬱になる二人。
そして、サムセンが戻ってきて自分の役目は終わったので、出ていくと言う。「気まずいのか」と尋ねる院長。
ヘジュにもそのことを告げるとひきとめられる。サムセンも聞きとがめ、「出て行かないで」と頼む。
かぶりを振るドンウに「私が帰ってきたから?」と聞くとサムセンを気遣って「そうじゃないよ」と言う。

二人で食卓を囲むうち、昔のことを思いだし、懐かしんでしみじみ語り合う。使用人の自分にヘジュがご飯を作ってくれて感動したこと。グモクが投げてよこしたお古でもありがたかったこと。
「グモクにいじめられてもいつもにこにこして、馬鹿みたいだと思ってたよ」とドンウは言うが。サムセンは「だって嬉しかったんだもん。あのころが一番幸せだった」と子供のころに思いをはせる。

そこへ荒れ狂った獣と化したグモクが乱入。「物乞いたちが!!そんなに昔がよかったなら、前みたいに使用人になれ。使用人としてこの家にいろ。」と暴言。「頭おかしいのか」と気色ばむドンウにも目をむきにらみつけ、「あんたも出ていけ!」と怒鳴り、驚くヘジュにも「おばさんも出て行ってよ。みんな出ていけー!」と喚き散らしドンウの顔にスープを投げつける。
サムセンとも叩き合い。暴れるグモクをドンウが引きずって台所から連れ去っていく。

サムセンは訪ねて行っても会ってくれないジソンとなんとか話がしたくて、ジソン父に伝言を頼む。
ジソン母からジソンにその言葉は伝えられる。「いつもの喫茶店で待ってる。ジソン兄さんが来るまでいつまでも待っている」。

ジソンはいつものように壁にもたれしばらく考え込んでいたが、やがて決心したように、立ち上がる。
久しぶりに自分の足で表に出るジソンの目に日差しがまぶしい。サムセンの待つ喫茶店に向かおうと足を踏み出すと、グモクが現れる。ジソンの姿を見て嬉しそうに「オッパ」と呼びかけるグモクに、憎悪に満ちた視線を送るジソン。「なんで助けた?死んだ方がましだった。なんで助けて死よりもひどい苦痛を与える?お前など二度と見たくない」。そう吐き捨てよろよろと去っていくジソンの後姿に「ただおじさんの代わりに謝りたかったの。ごめんなさい、」と叫び続けるグモク。
ジソンには正気の顔を見せる。

昔いろんなことを話し一緒に勉強もした思い出のデートの場所、喫茶店でジソンとサムセンは久々の再会を果たす。感慨深く見つめ合う二人。
来てくれたことが嬉しくて、それまでの苦しみなどうそのように、晴れ晴れとした笑顔をジソンに見せるサムセン。ところが、サムセンの前に座ったジソンの口から出たのは、「僕たち別れよう」というサムセンには信じられない言葉だった。
サムセンはジソンの苦しみはいっときのものだと思いたい。必死で「ジソン兄さんの気持ちはわかってる。私だってきっと同じことをした。私に罪悪感なんて持たないで」と説得するが、ジソンは「もうお前を愛せない。地上の万物は変わると言ったな。俺の愛も変わったんだ。希望のない地獄を見た。俺は地獄にいる。希望のない人間はまわりを傷つける。お前を傷つけたくない」といまだに苦しみから抜け出せないでいる心境を吐露。
サムセンは「傷ついたりしない。兄さんには何をされてもいい。平気なの。だから別れるなんて言わないで」とすがるが、「僕を愛しているなら別れてくれ」と言い席を立つジソン。

ジソンが去ったあと号泣するサムセン。もう取り戻せない愛を全身で感じ身をよじるように泣き続ける。

店を出たジソンは自嘲気味に口元がゆがむが、それはサムセンの呪縛からとけた安堵の笑みだったかもしれない。
サムセンから離れることで自分だけ救われようとするジソン。ジソンの別れの言葉こそサムセンを一番傷つける刃なのに。

ギジンはグモクが家に帰ったことを今更知る。車で医院の前まで行ってみると、ジソンに別れを告げられやけになっているサムセンが、しつこく「出ていけ」とからむグモクを「あんたこそ出て行って」と突き飛ばしたところだった。
サムセンにからみながら家に入っていくグモク。「この家の娘は私だ、出ていけ」と何度も何度もサムセンを責め立てるグモクにうんざりのサムセン。声を聞きつけて院長が顔を出すと、グモクは言いつけるように「サムセンが私に出て行けって言うのよ」と甘えるが、院長もうんざり、「私の娘はサムセンだ。何様のつもりだ」と立場を認めようとしないグモクを怒鳴りつける。

グモクはあたかも自分が被害者のように「血のつながりがなんだっていうの!?20年以上もこの家で娘として育ったのに、私に出て行けというの?」とくってかかるが、院長は「出ていくのはお前だ」と厳しく言い渡す。

後を追って家に入ってきたギジンが「俺の娘によくもそんなことが言えるな」とグモクをかばう。院長の冷たい態度に、走馬灯のように、過去の仕打ちが頭を駆け巡り激昂するギジン。
身代わりしとてサムセンのそばに置いたグモクに対してサムセン祖母が冷遇したことが、今更強い恨みとなって湧き上がってくる。
ゆきずりの女に産ませた子供を身代わりの子として自分の手で預けたのも忘れたかのように。自分勝手な理屈で被害者ぶるギジン親子。

ギジンは怒りに満ち、取り出したピストルを院長に向ける。一気に空気は緊迫、驚く院長、サムセン、グモク。
とっさに院長をかばうサムセン、ギジンの前に飛び出すグモク。そのとき銃は発射され、ギジンの前に立ちはだかったグモクがあっという表情で崩れていく。

・・・・グモクが院長をかばって銃弾を受けたことですべてのみそぎを済ませることになるのか。それでグモクは許されるのか。
ジソンは結局独りよがりな愛に瞬時生きただけだった。恋人をかばいきれないちっぽけな愛。自分の命を裏切ったことでさえ許せるサムセンとはしょせん釣り合わない。
愛する人の恋でさえ見守り成就を祈れるドンウとは度量が違う。報われない愛を胸に秘めひとすじに思い続けるドンウがどんどんかっこよく見えてくるわ。

ジソンとサムセンもギジンの悪巧みさえなければ、拷問さえうけなければ、平凡な幸せをつかんでいたかもしれないけど。それを思うとギジンの犯した罪はいよいよ重い。








Posted by まりあんぬあしゅー on 11.2013   2 comments   0 trackback
Category :少女サムセン
 

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